自己資金は経営者の「創業にかける想い」
起業するときに強い武器になる創業融資ですが、 審査においてはいくつかハードルがあります。 具体的には、事業の計画性(将来性)や 経営者のその事業における経歴・経験、そして自己資金です。 ―自己資金から見えるもの 融資によっては自己資金の要件がないものもありますが、 それでもやはり自己資金は必要と考えています。 ご相談いただく中でも、融資を受ける側である経営者の自己資金についての認識が甘く 資金調達に失敗するケースが目立ちます。 自己資金は、現在の通帳残高(これまでコツコツ貯めた貯金)と 考えていただいて間違いありませんが、融資申し込みにおいては ほぼ確実に半年~1年程度さかのぼって通帳の履歴を確認されます。 融資担当者は、 自己資金がどれぐらいあるか きちんと公共料金や家賃、税金を払っているか 何かおかしな取引がないか(消費者金融からの借入など) という点をみています。 ここで注意しなければならないのは 他人から一時的に借りた資金を通帳に入金して残高があるように見せる、 いわゆる「見せ金」です。 もし、「見せ金」と分かったらその時点で融資を受けら