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自己資金は経営者の「創業にかける想い」


起業するときに強い武器になる創業融資ですが、

審査においてはいくつかハードルがあります。

具体的には、事業の計画性(将来性)や

経営者のその事業における経歴・経験、そして自己資金です。

―自己資金から見えるもの

融資によっては自己資金の要件がないものもありますが、

それでもやはり自己資金は必要と考えています。

ご相談いただく中でも、融資を受ける側である経営者の自己資金についての認識が甘く

資金調達に失敗するケースが目立ちます。

自己資金は、現在の通帳残高(これまでコツコツ貯めた貯金)と

考えていただいて間違いありませんが、融資申し込みにおいては

ほぼ確実に半年~1年程度さかのぼって通帳の履歴を確認されます。

融資担当者は、

  1. 自己資金がどれぐらいあるか

  2. きちんと公共料金や家賃、税金を払っているか

  3. 何かおかしな取引がないか(消費者金融からの借入など)

という点をみています。

ここで注意しなければならないのは

他人から一時的に借りた資金を通帳に入金して残高があるように見せる、

いわゆる「見せ金」です。

もし、「見せ金」と分かったらその時点で融資を受けられる可能性はほぼゼロです!

(バレないだろうと思っても、私も大体分かりますし、

融資担当者も勘所が分かるので・・そういった場合は素直にどうしたらよいか相談してほしいのに。)

本気で起業したいなら

ある程度の自己資金をもっているのが自然であり

自己資金がゼロというのは論外というのが融資担当者の本音ではないでしょうか。

また、ある会合で公庫融資担当者と話す機会があり、それとなく聞いてみると、

やはり融資額の1/3程度の自己資金があることが望ましいようです。

ただ、私どもにご相談頂くケースで、自己資金が1/5程度でも満額実行されたこともありますので、あくまでも参考にはなります。

―自己資金は、経営者の「創業にかける想い」や「覚悟」です。

融資担当者は毎日たくさんの面談を実施しているため、

これから始める事業が成功するか失敗するか、ある程度判断がつきます。

融資を受ける上では、自己資金をしっかり準備して臨むことを勧めています。

ただし、その方の状況を伺い、しっかりした創業計画書を作成することで

1/3を満たしていなくても十分融資獲得は可能ですので、まずはご相談ください!

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