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昨年度もの補助振り返り②(なぜ不採択になったのか・・・)

皆さんこんにちは!池袋の会計事務所オネスティア和喜田です。

前回のブログでは不採択理由の一つ革新性について触れました。

もの補助申請の場合、全員がぶち当たるテーマですね。

さて、今回も不採択について書きたいと思います。

2、技術課題が無い

 前年度不採択案件として、CADCAM導入をしたい歯科技工系の応募者様がいらっしゃいました。このCADCAMについては、数年前は多くの採択事例があったのですが、現時点では他社が取組んでいないものでなく、普及が進んでいるものあるため、応募時から少しチャレンジである旨は応募者様へお伝えのうえ申請しましたが、、、残念でした。この話で言うと革新性が無いということになるのですが、このCADCAM導入によりかなりの生産性向上が見込まれる予測が立つ一方、極端な言い方だと「誰でも出来てしまう」というモノみたいです。

もの補助の趣旨としては、機械に頼りすぎてしまう計画は採択されにくくなっています。もの補助=開発・実験ですので、トライアルアンドエラー(試行錯誤)がないものはアウトとなります。

3、財務状況が悪い(実現可能性)

 弊所もの補助サイトのQ&Aにも記載しているのですが、設立間もない会社がいきなり2,000万円の設備投資をしたいといっても、審査する側としては「おいおい」ですよね。また、年商が1,000万円の会社が同様に2,000万円の投資も同じ見方をされてしまいます。お伝えしたいのは身の丈にあった(ちょっとの背伸び)感じが良いのではないでしょうか。

4、売上計画が乏しい(実現可能性)

 審査員としては、もの補助取組み後の事業化(営業活動)をどう考えているかも気にしています。せっかく1,000万円補助したんだから、しっかり投資効果を出して欲しいのは当然です。2年位前の日経の記事で事業化できた過去のもの補助採択者のは約40%で、収益納付(儲かったら補助金を返す)は約1%というのがありました。この数値は立場的に本当なのかな・・・・・・(気になる方は個別に)

というのはありますが、

昨今のもの補助審査としては、将来の売上をどう出すかの計画をしっかり見ています。具体的には、売上へのアクションプランですね。それと、その売上予測の根拠をなるべく積算で客観的に示すことができればOKです。

弊所のケースではないのですが、いろんな方と情報交換をするなかで、このような指摘を審査員から受けることがあるようです。

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